記憶の彼方になる前に

観ては忘れる観劇記録…

OSK版 三銃士 東京公演

銀座博品館劇場  2/25  東京公演千秋楽

東京でのOSK版「三銃士」も見納め。

途中、舞台セットにアクシデントがあったようですが (なんか倒れた?)数分後、上演再開となりました。

 

前回書いた通り場面転換が多くてスピード感がある作品。

上演時間2時間40分(休憩15分含む)。

長いと感じるか短いと感じるか。

「はやみ先生節」(今風の言葉によるセリフ)が各所に散りばめられていて、うわーでたーと思ってるとキレキレダンスのショーシーンで(╹◡╹)わーいっとなり、ボーッとする間も無く爆音にひゃーっとし、OSKで今まであんまり見たことなかったラブシーンに驚き(やれと言われりゃできるんだなぁ…もちょっと濃厚でも…コンスタンスは人妻だが…)三銃士の熱い友情と高世さんの退団が重なりジーンとする…作品でした。

個人的に褒めたい方はたくさんいますが、大阪公演も控えてるのでこのくらいで…つづく(思い出したらまた書きます)

 

最後に…

パレードの高世さんのお衣装に「アメリカっぽさ」を感じたのは私だけでしょうか?

 

今日はカーテンコールは「桜パラソル」の後、3回?最後はスタンディングで。

鳴り止まない拍手にひたすら照れて驚く主演…それに突っ込むアトス楊さん。

ノリノリになった結果、なぜか観客の我々まで振り付けを受け、場内みんなでキメポーズ。

大阪ではもっともっと盛り上がるんだろうなぁ。 

 

 

 

 

 

 

 

三銃士 La seconde

銀座博品館劇場 2/23 初日14:30 の回を見ました。

レビュー劇団OSKのミュージカル。

 

銀座博品館劇場。もはや東京のホーム劇場?と思えるほど回数を重ねてきました。

(三越劇場公演もお願いしますよ…)
まず、感動したのが「完売?」と思う程客席が埋まってる!うれしいな〜!

(初日だから関係者も多かったんだろうけど…)

 

今回驚いたのは舞台装置が意外と大ががり(普段のOSK比)なのと場面転換が多いこと。スクリーンに背景が映ってるとか今風な事もできるんだ〜(舞台装置なーんにもないところではスクリーン使うとかあったけど🤭)

OSKのミュージカルって今まで場面転換があんまりなかったような?

(建物の中!外!以上!みたいなのが多かった気がするのは私だけか?…)

 

はやみ先生独特の爆音に最初(*_*)クラ〜っとしましたが、それでもはやみ作品にしては上品にまとまってるなぁと思いました。おフランスが舞台だからか?

1幕は「アンヌ王妃の首飾り事件」を中心に、2幕は共に戦った三銃士+ダルタニャンの10年後を描いて。

 

出演者の最下級生に至るまでセリフがあり、下級生は1人で何役もやっていました。コレは勉強になるね。

レビュー劇団だから「レビューの粉」もまぶしてあって、キレキレのダンスシーンもふんだんに。

 

演者ひとりひとりが役を生きていて、お衣装も豪華。トップスター高世さんのOSKでの最後のミュージカルにふさわしい作品になったと思います。

つづく。。。

 

 

 

大航海

宝塚歌劇団 雪組

ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜/SUPER VOYAGER!」

 

ご縁があったのかなんなのか、3回も観てしまった。

「友の会」入ってない、FC関係なし、コネなし、だいもんファンではない、のに3回も観てしまったので記録を残すことにする。

 

雪組は意外とご縁があって、チケ難と言われてもどこからかチケットがやって来る。(さすがに先代トップコンビサヨナラ公演はご縁がなかったが、、、)

今TVドラマにご出演中のトップ様の時など大劇場公演は全部フツーに苦労なく見ちゃったっけなぁ…

 

ロベスピエールのファーストネーム「マクシミリアン」ていうんだ…今回初めて知った受験は日本史の私。ゆえに予備知識ゼロ。

宝塚歌劇的に悪役が多いけど「革命後フランスの理想に燃える熱血青革命家(どこまで熱いんだよ…)」に描かれていたので、「ホントは恐怖政治なんかやってなかったんじゃないの〜♪」と、例の節で歌いたくなった。

受験は世界史の私の子どもによると「ロベスピエールをヒーローにするのは至難の技。ありえん。」とのことで、恐怖政治を「やらないとフランスが大変なんだよー」的に描くことはなかなか大変だったと思う。てか、この企画自体が「トップコンビお披露目公演」にふさわしかったのか疑問が残る受験は日本史の(くどいぞ)私であった。

ワイルドホーン先生(もはや宝塚歌劇の座付音楽家か?)のお力添えもあり、宝塚の力技ってすごいな〜黒いカラスも白ハトののようだわ!悲劇のヒーローとして描かれるロベスピエールに感心することしきりだった。

 

それにしても望海風斗はノドが強い。お芝居は大体怒ってる。熱い芝居が多いから大声だし(あんな怒りんぼではロベスピエールが生涯独身なのもうなずける)、ショーは大体歌ってる(デュエットダンスまで歌ってる)からノド使うだろうに3ヶ月公演ですよ…「新生雪組を引っ張らなくちゃ!」使命感に燃えてる姿はまさしくマクシミリアンだったのか?がんばれあやこちゃん!

 

彩風さん2番手認定。

お芝居が江戸っ子風味。

あの役はそういう生まれ育ちの方だったんでしょうか?「パリのセーヌ川で産湯を浸かい〜」とか言いそうだった。

彼の「人生には楽しみがなくては!」という台詞に深くうなずきました。そうだそうだ!

主演娘役・きほちゃん。

花組の「アンドレア…」貸切抽選のアシスタントガールの時に「かわいい😍」おばちゃんは目がハートになりました。

あれから数年、きほちゃんが大劇場ヒロイン。よかったよかった。

鈴の鳴るような声ってこの事をいうのか!おばちゃんもこんな声に生まれたかったよ。

ショーの白いダルマにドキドキしちゃった。意外とタッパがあるのにキュートな天使キャラ…たまりません。

余談:お芝居の最後、ロベスピエールを殺そうとするシーンで意外と鋭い殺陣を見せてくれたので、そのうちくのいち役なんかいかがでしょうか。

てか、愛した人なのに殺せるんですかね?それは愛なのか?

 

あれ?凪ショーがいないぞ?と思ったら女役…お綺麗…このまま女役に転向して「第2のせしる」になっちゃったりしてなーなどと思ったけど、ショーではバリバリの男役に戻っていた。

他にも今回でサヨナラ〜コマさんが男役とショーの女役で活躍、エトワールも担当、長い間お疲れ様でした。今後のご多幸をお祈りします。

組み替え朝美さんが意外と声が甲高いのでビックリ…

 

ショーのセーラー服風のお衣装がよかった。またどこかでこのお衣装に会いたい。

 

3回も見たのでさすがに色々覚えてるな私。

 

 

 

 

 

 

夢の中に生きる者として…

この言葉はとある音楽家が言ってたお言葉。
言っていたのは音楽家ですが、歌劇スターにピッタリだなーと思っていつかこのフレーズ使ってみたくてメモしてました。
遂に使う時がきた!
高世さんは私にとって「夢の中に生きる」ひとなのです。

私が初めてOSKを見たのは、久々の東京進出公演となった三越劇場公演。高世さんが主演でした。
それからブルーの高世さん、エメラルドグリーンの高世さん(間近で歌ってた…)、真っ白な高世さん、薫の君の高世さん、真っ赤な高世さん(女装が美女で笑えない…)、トレンチコートでさすらっちゃってる…の高世さん、意外とおじいさんの高世さん(おばあさんは牧名さん)もよかった、他にもまだまだあるけど読んでるひとが長くてめんどくさくなりそうなのでこのくらい…
私のまだまだ短いOSK観劇で色んな高世さんが見られたんだなぁ。
夏まで見られるけど、「いつまでもいると思うな歌劇スター」なので、私の小さな力で、できる限り夢の中に生きる高世さんを見たいと思います。

大震災のおもいで

23年前は関西に住んでいた。

当時住んでいたのはマンションの3階で、揺れと同時に青白い光がパチパチっとしたのが見えた。電線がショートしたのだろう。

揺れが収まってから、電気、ガス、水道、電話が使えるか確認し、まず夫と自分の実家に「今、大きな地震があったけれども、家族はみんな無事」と電話で告げたが、まだ詳しい報道がなかったようで親達は「何言ってるの?」と言いたげだった。あとあと、テレビのニュースを見てみんなビックリしたそうだ。

家族の無事をを確認してから夫は会社が心配だと言って飛び出していった。

 

それから1週間、私達家族を心配した人達がいくら電話をかけても繋がらなかったそうだ。

(緊急の用事がある人がたくさんいるはずだと思って私からは電話を使わなかった) 

関西と言っても神戸付近ではなかったし、郊外だったのでテレビで見るような大変な事態にはならなかった。

家の壁掛け時計が落ちて壊れた程度だった。他にも色々壊れたけど、命があるからそれでいいんだ。

ライフラインがちゃんと使えたので避難もしなかったし、わりと普通に暮らせていたと思う。

あの地震で人生がまるでかわってしまった人、沢山いるんだろうなぁ。。。

 

あのあと、時は流れて住まいもかわり、今度は「東日本大震災」に遭うわけだがその時の話はまた今度。