記憶の彼方になる前に

観ては忘れる観劇記録…

夢の国のとなり

宝塚歌劇団  花組『Delight Holiday』

舞浜アンフィシアター

f:id:akoyan230:20181209230638j:image

夢の国のとなりに宝塚のショーを見に行ってきました。

明日海りおの体力で110分ノンストップショーができるか?余計な心配だったが、なーるほど、これなら納得。

「明日海りおをゆきちゃんちなつが超バックアップ!そして花組のゆかいな仲間たちもがんばるよ!」ってことになっていた。

体力は???だけど歌はバッチリ歌えるトップスター、喉が強いって素晴らしい。

f:id:akoyan230:20181210124038j:image

全席一律料金だったので、え?と思っていたのだが、半円状の客席で段差あり、どの席からも見やすい。これなら前の席の人の頭で見えなくなることもないね。ラスベガスでショーを観ている感じ。

(ラスベガス行ったことないけど…)

ひかるアイテムを使った盛り上げあり。宝塚メドレー、平成ヒットソングメドレーを全員で歌い継ぐとか「ディズニーメドレー」もあって、最後はお約束の?全員公演Tシャツとデニムで勢揃い。

ショーの合間にCMというかMCと言う名のインターバルはたまたブリッジを挟み、娘役の半纏トーク、若手を迎えてのトーク、、、そこにトップスターがいることは少なめ。フリートーク苦手そうだし体力温存しないといけないからか?

それでもトップは手押しのゴンドラに乗って歌うジャニーズ的演出でサービス。

 

明日海りおのエネルギッシュなステージ!と言うよりは「明日海りおが贈るサヨナラゆきちゃんそしてがんばる鳳月杏、城妃美怜」だったかなぁと…

 

会場がラスベガスっぽかったので、ご飯を食べないディナーショーっぽいのかな?と思っていましたが、コンサートでした。

企画力、衣装力、演出力のある宝塚ならでは楽しくて満腹っす。

 

 

メサーイアー!

MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』/『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』 

 

あんまりブログに書いてないけど、宝塚は師匠のお誘いとかチケットが降ってきたら(わかる人にはわかる)観ている。

最近はホントに自分から宝塚チケットを求めなくなってきた…みたい公演チケットは大抵取れないし、どーでもいいと思ってると何回も案内をもらったりする。

私に「おいで」と言ってくれたチケットでおとなしく観劇することにしている。

諸事情により花組宙組多めかな?

 

今日は師匠のお誘いで花組

 

芝居はセットが豪華〜だけど2階B席じゃキンキラキンの江戸城の天井はよくわからない。鳳月杏の嬉々としてやってる悪人芝居と瀬戸かずやの誠実な人芝居を堪能。

後半からゴスペル調「メサイア〜」合唱におののく。感動ミュージカルっぽい展開、盆を回し、セリを使い、大階段まで使ってみました的な構成に作者のこれからを感じさせました。

ショー。ウワサの水美舞斗を楽しみに行ったら、芝居は???だったものの(和物の所作は難しいよね…)、ショーは「全国ツアーお披露目公演〜ひとつよろしくね〜」みたいになっていた。いきなりポスターメンバーだもんね。

和物芝居ではちょっとロボットっぽい動きだったが、ショーでは水を得た魚🐟イキイキしている。

身体能力の高さを生かしたダンス(ハチとかウシとか)で今までのくすぶりを発散したかのよう。

も1人ウワサの舞空瞳は抜擢もあったのでよく見たけど意外と背が高く顔がちっさい。男役を選ぶタイプかも〜?

 

ショーのいろどりが「ANNA SUI」ぽくてデザインコラボでもしてるのかと思った。(そんなわけはない)

ビューテフルなガーデンだからお花をテーマにしたショーなのかしら?と思ったら特にそうでもなく…娘役のお衣装が花柄だから?(これまた遠いから最初は柄が分からなかった)

闘牛とか剣闘士とか出てくるし…ちゃんと根拠はあるらしいんだけど、タイトル通りにしてほしい…

「Super Voyager」とあんまり変わんないような?(3回も見てると覚えてるぞ!) ユズカとミナミが彩風と凪ショーに見えてしょうがない。

ユズカレイの謎の女装。脚はキレイだった。

舞台の上で男役が女役を押し倒す的な振り付けがあるのはいつもどうなのかと思う…生々しくてあまり好きではない。

あと、若手男役ユニット?みたいな韓流の曲を使ったりする景で観客を釣るノリノリ場面もそんなに好きではない。あーゆー場面でステキな男役を発見できた試しがない。

 

ユキちゃんの美脚に見とれ、花組のきっちり揃ったダンス、フォーメーションのキレイさに見とれていたら終わった…

 

宝塚は人がたくさん出てくるし、スタッフワークもキッチリしてるし、どんな作品でも見応えあるなぁ。

今回は芝居、ショーともに指揮者が西野淳先生だったので音楽は大満足。西野先生が振ると音楽がイキイキツヤツヤしてて気持ちがいい。

 

次は宙組2回見る予定。

和物ショー好きだからうれしい。

 

 

 

 

 

ヨコハマ…

ドーン!

f:id:akoyan230:20180925001837j:image

日産自動車グローバル本社

このビルの1階がギャラリーになっていて、ここでOSK日本歌劇団がレビューショーをやってくれると聞いて更年期障害でヨロヨロなんだけど、年内にOSK見る予定がないので出かけて行きました。

OSKの皆さま、わざわざ大阪からありがと〜おばちゃんは少し元気になった。

f:id:akoyan230:20180925002209j:image

こーんな感じのステージ。

自動車メーカーのショールームなので舞台?にクルマ有り。今、日産イチオシの「リーフ」が盆にのっている。レビューの時にクルクル回ったりして…などとどうでもいいことを考えてしまった。

(クルマは回りませんでした)

なんと舞台前にイスが置いてある…

座って見られるんだ〜。私が行った時はまだ空きがあったけど、いいの、アタシ隅っこで見るのが好きなの。

だから立ち見でしかも後ろ〜で見たので楊さんが

f:id:akoyan230:20180925002904j:image

ボヤけるくらいになってますが楊さんは相変わらずお美しかったです。

f:id:akoyan230:20180925003123j:image

羽根扇を使ったオープニングの群舞でショーが始まり、一旦みんなはけて楊さんお一人のシーン。

大きな画面の楊さんと、最近日産とイメージキャラクター契約したテニスの大坂なおみ選手と歌ってる楊さん。ちょっとシュール…

f:id:akoyan230:20180925003531j:image

クルマと楊さん。

サービス精神をフルに発揮してくださり、舞台前の観客にはもちろん、2階?で見てる観客にも隅々までアピールしてくださいました。ちょっとクルマの説明してるっぽく見えるけどお歌を歌っています(曲は多分韓流の曲)。

f:id:akoyan230:20180925003845j:image

ラインダンスもありまして〜

大坂選手とラインダンス…これまたシュール…

今回は栞さなが男役2番手で大活躍。ロケットボーイの前にも散々踊って歌っていたので大変そうだったけどキラキラしてました。がんばれーf:id:akoyan230:20180925004748j:image

最後は来年1月の「円卓の騎士」の宣伝もありました。

ビジュアル初登場だったようです。

(チラシはなかったと思う。)

 

すっごくはしょって、写メも1回目と2回目ごちゃ混ぜですが、こんな感じでした。(ええもちろん二回見ましたとも!)

 

楊さんが横浜出身ということで、横浜でショーができてよかったみたいなことをおっしゃってました。

 

余談:何年か前に横浜の老舗バックメーカー「キタムラ」の本店(元町・中華街の近く)に行ったらOSKの公演ポスターがドーンと飾られていたのを思い出しました。

横浜のみなさんも応援してくれてたんですねー

 

あ、「崎陽軒」のシュウマイ買うの忘れた…せっかく横浜行ったのに何してんだか…

 

 

 

 

SAKURA TIMES

すっごく久しぶりの「SAKURA TIMES」、公演チラシもたくさん同封されていたのだが(公演中のロビーにあるやつですよ)その中に

f:id:akoyan230:20180918202227j:image

OSK日本歌劇団研修所の生徒募集チラシが…97期…

 

今年から東京でも入所試験やるんだ😲

驚いた!でもその方がいいよ!

 

やる気のあるお嬢さん受けてみて〜

 

ウチの子が活躍できそうなのはOSKの新しい親会社の方だな…

うちの子、いい仕事しまっせ〜(違う)

 

「My Dear〜 OSK❤️ミーアンドマイガール」


OSK日本歌劇団男役スター・真麻里都退団公演「My  Dear〜 OSK❤️ミーアンドマイガール〜」(近鉄アート館)

 

麻咲梨乃作・演出・振付でお話しは「ME AND MY GIRL」がベースだけれど、設定・楽曲共に違うのでこれはこれでありかと…

ベースの作品を知っているので「ここはあの場面…」と重ねて考えながら見る面白さもありました。

(そんなの面白がってるのは私だけか?)

 

出演者すべてが適材適所。

出演劇団員の持ち味を活かした役の振り分けに安心感。

主演・永遠の青年・真麻のタップダンス、お芝居、歌どれも彼女に合わせてあり、作品を主演スターに合わせるってOSKでは少なかった気がするので新鮮。

誰も不幸にならない、深刻なエピソードのない楽しいミュージカルでした。

タップダンスで喋る…って面白い。

ご本人の希望からできている作品だけあって、持ち味にあった感じ作品だったと思います。セリフには所々「サヨナラ感」がまぶしてあって涙腺を刺激する…

 

ちょっと感動したのは「お芝居のお衣装替えがある!」ということ。

何回か衣装チェンジがあることで、華やかさが増してよかった!(今まで意外ときたきりすずめじゃありませんでした?)

真麻さん演じるビリーが段々と紳士になって行く過程が服でも表現されていました。(青のスーツよかった!)


たまにはこういうドラマチックでなくてもいい、みんなで楽しく歌って踊って芝居して、、っていうの、 OSKで見たかったんだよね。ほっとしませんか?


歌劇の世界に進みたい若い娘さんが観たらOSK受験を検討してもらえそうとも勝手に思いました。

去りゆく者が後継者を生む公演…

 

観客を「クスッ」って笑わすお芝居って難しいと思うんだけど、それが今回はそこかしこでクリア。

楊さん、愛瀬さんとの間合いもビミョーなとこで息が合っていて、同じ劇団に長く一緒にいるきずなを感じました。

 

ヒロインのジル・千咲さんとのラブラブ度合いもベタベタしなくてさわやか。

私はこのくらいがいいかなぁ。

専科・朝香櫻子様はキュッとお芝居を締めて(お衣装がステキ〜)…楊さんとのラブラブも学年差のわりに釣り合うように見えました。

それは楊さんのお芝居が上手になったってことですね。スーツ姿がカッコいいナイスミドルでした。

 

弁護士・愛瀬さんはちょっととぼけた実は愛妻家。「お屋敷の弁護士」的なナンバーがない…なんか歌わない…と思っていたらフィナーレで大ナンバーを熱唱。歌の体力温存してたんでしょうか。

 

フィナーレではレビュー劇団の本領発揮。OSKのイイ男、イイ女がうじゃうじゃ登場。そうだった本職はこっちだった。

登堂結斗が踊ってる〜(踊ってるとこ久々にみた)

愛瀬、翼の歌に格の大きさが出てきたような…大劇場で聴きたいわぁ。

ヒロイン千咲さんは初デュエットダンス?ダンス技巧者真麻と踊れて勉強になったであろう。

白藤麗華は万全の安定感。エトワールも務め、同期を華やかに送り出す。

最後白のキラキラがついた変わり燕尾で登場した真麻さんを見て「こんな衣装が着こなせるまでになったんだなぁ」と感慨深かった。

楊さんのとのデュエットダンスで「クリスタルパッション」を思い出し、またもや涙腺が…

おふたりの白と黒のダンス、傍で歌う愛瀬さんと3人に流れるものに深いふかーいものを感じました。

(また涙腺が)(ここに悠浦さんがいれば…)

最後の最後、黒燕尾もスッキリと着こなして。立派になったなぁ…涙

 

私の見た回は研修所の生徒さんが2階の壁際に立ち見で見学してました。

(夏服初めて見た。パフスリーブかわいい。)

f:id:akoyan230:20180902225134j:image

珍しく写メってみた。

(普段やらないことをしてみた)

f:id:akoyan230:20180902225500j:image

2回目に観劇した時にロビーにいらした渚美怜さん。かわいい(^^)ほっそいの。

 

私の密かな希望は真麻さんの「ラジオ体操」がみてみたかった。

(そんなの舞台でやるはずもないんだが…)

動きがいちいち華麗で美しいと聞きまして…DVDにオマケでつけてくれないかなぁ?(みたいのは私だけ)

 

千秋楽は更年期でメンタルやられてる私には刺激が強すぎると思ってみていません。

私が見た回でもカーテンコールの時、楊、愛瀬ご両人が既に泣きそうな顔していたので、さぞかしさめざめと泣いたのではないかと想像しています。(これは更年期のメンタルにはキツいわ〜)

 

 研修所から14年半ですか!

海のものとも山のものともナンダカワカラナイ劇団に飛び込んでよく頑張りました。

まさに「チャンスがあるなら踏み出さなきゃ!」だったんですね。

 

インスタグラムで、城月れいさんのトナカイのカチューシャを直している真麻さん指の動きが綺麗なのと城月さんの目がキラキラしてるのが(表情がただのファンになってる…)後輩に慕われてる先輩感があって好きでした。

 

男役は終了とのことなので、あっちにもこっちにも行かないという宣言ですよね?

女性としてより美しくなって(かっこよくなって)今後のご活躍と幸せをお祈りしています。

 

f:id:akoyan230:20180907092334j:image

お疲れ様でした。そしてありがとう。

(この並びはもう永遠にない…)