記憶の彼方になる前に

観ては忘れる観劇記録…

春のおどりを見た記憶 その1

「レビュー春のおどり

    第一部「ツクヨミ〜the moon〜」

    第二部「Victoria!」

 OSK日本歌劇団

(東京 新橋演舞場)

3階席で観劇。

まぁ見切れる見切れるったら!

(以前、新橋演舞場の3階席でいや〜な思い出あり)

花道どころかスッポンも見えない席でした。

でもね「Victoria!」の「劇団員マンション」はよーく見えました。下級生のお好きな方はその場面だけオススメの席です。

目があったような気すらしましたもん。

 

とにかく高見の見物なので、和物でも洋舞でもフォーメーションとか盆とセリは見えたから「こういう風にしてるのか!」の発見が多かった。

私にしては珍しくオペラグラスを持参したので、細かいチェックをしてみました。

新橋のみ出演の真織ひなはメイクが上手いな〜とか、花うららは背が高いとか、紫咲心那はホントに紫色の着物だ〜お衣装さんが気を遣ってくれたのか?とか、政宗の子ども時代の実花ももの芝居にグッときてホロリとさせられたり、単独せり上がり登場!お国の少女時代の唯城ありすは芝居上手い!恐ろしい子

 

舞台に近い席だと近いから興奮してぼーっと見て終わるところなのに、3階席だと遠いから意外と冷静に見られることがわかりました。

そうか、私に今まで足りなかったのは冷静さだったのか…

(自分の子どもは冷静に見られるんだけどなぁ…)

舞台最前列も見切れるような席だったので(アタシが小柄だからかな?)センターの上級生が見えないこともあり、後方で頑張ってる下級生に目が行きました。

舞台の後ろだと誰も見てないと思ってるかもしれないけど、見てる人は見てるからね〜

続き

空良怜澄と瀧登有真のお小姓かわいい〜小芝居が楽しそう

伊達政宗・桐生さんの着物、白地に金色で「KIRYU」って描いてある。愛だなあ

今回、最初何に驚いたかって、舞美りらの歌の向上でした。

(私がひとりで勝手に)手に汗握ってたからね…

りらちゃんが(そんなに音を外さずに)歌っている…こんなに心配せず見ていられるのは初めてではないかと…娘役序列一位に相応しい…なんか貫禄ついてきたなぁ!

などとつらつらと書き連ねてきましたが、本日はここまで!明日も観劇予定。

今日よりもっと見切れる席です!お楽しみに!

 

 

 

 

 

「レビュー春のおどり」円盤

 

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今年の「春のおどり」の円盤は無音・差し替えがなくてスバラシイ!!

(あまりの驚きにパソコンの画面見て泣いたの初めて…)

が、第一の感想です。

もっと映して欲しかった部分がないわけではないけど、例年と較べれば良い出来だと思います。

(「海人別荘」思い出せばなんだって許せる…)

今後もこのくらいでお願いします。

(誰に言ってるのだろう…?)

「ダル・レークの恋」の記憶

「ダル・レークの恋」

宝塚歌劇団月組

(東京 赤坂ACTシアター)

最近月組にご縁がある気がします…

原作が菊田一夫先生なので、星組の「霧深きエルベのほとり」に意外と感動しちゃった過去があるので観劇。

 

いやもうこれは月城かなとの男役の色気爆発作品。色気がすごいの〜

名セリフ「来るんですか、来ないんですかどっちなんですか」って言われたらアタシなら行っちゃいます。ホイホイ行っちゃう。

身分がどうあろうとイケメンなら!

 

そんな気持ちにさせる魅力的な男を演じていらっしゃいます。

例の「来るんですか…」のあと、例のベッド…タマラくらげちゃんを熱く見つめながら、ターバンをハラリ…すると長い黒髪が…ここに私はサイコーに萌えました。

黒ロン毛レイコサイコー!!

(地毛→ロン毛ウィッグ→ターバン、れいこさんの頭皮が心配です…)

その後のことはアタマがクラクラしてよく覚えていません…

(鼻血が出なくてよかった!)

黒髪ロン毛つながりでレイコ版「仮面のロマネスク」とか「大海賊」とかジェローデル様とかやってくれないかな〜などと思いました。

とにかく、れいこの黒髪ロングヘアー!!

 

「悪党」「浮き草暮らし」「無頼漢」etc…

とにかく古い人生観、現代日本で既に「?」となったワードが散りばめられたセリフを堂々と現代の月組メンバーが立派なお芝居にしてくれています。

かえってこのくらい清々しく古臭い方がレトロ宝塚、一周半回った感じで面白いのかもしれない。海外ミュージカルとはまた違った面白さがあります。

 

 フィナーレのインド映画風ダンスの群舞が出演者全員の勢いがあってスカッとした。

話の最後、タマラがパリの街をラッチマンを探して彷徨っていた場面、私の心のモヤモヤはフィナーレダンスでチャラになりましたとさ。

 

「WELLCOME TO TAKARAZUKA」を見た記憶

ショー「WELLCOME TO TAKARAZUKAー雪と月と花とー」

ミュージカル「ピガール狂騒曲」

宝塚歌劇団 月組 (東京宝塚劇場)

 

着物の着付けできないけど、和物ショーが好きです。

宝塚に関して、通常は2階B席の住人ですが、このご時世なので友の会入ってない、個人ファンクラブ入ってない、なんのコネもないのにS席がやってきてくれました。

(今だけ今だけ今だけ…)

 

和物ショーという事で、和服の方がチラホラ…

(すごい…歌舞伎座新橋演舞場明治座と浅草公会堂と宝塚に和服で行く度胸はアリマセン…いや、行事事でもないと着物着ないけど)

 

チョンパの幕開けには心躍りますが、コロナ対策で出演者人数少なめなんだよね…あれれ

(少ないのはOSKで慣れてる)

人海戦術の宝塚にもコロナの波が…

ショーの中の歌も録音なんだとか?

徹底した予防対策

コロナの影響がこんなところにも…

音楽は和物なのに和楽器があまり表に出ておらず、ちょっとさみしい…いいけどね!

こちらも録音。空のオケボックスには橋?が左右に渡してあり、そこからスターの皆さんがスリスリやってきてくださる喜び。

オケ無しの悲しみを癒してくれます。

 

松本悠里先生の雪の場面。

エミコ先生、実年齢はきっとウチの母くらい…

雪の降る情景の中、切ない女の情念を舞ってらっしゃいました。

エミコ先生で日本舞踊版「瀕死の白鳥」とかの方が見てみたかったなぁ…というのが本音。(「瀕死」っていうのが生々しくて却下かなぁ…)

長い長い間私たちを楽しませてくださってありがとうございました。

(同期のお花渡しどうすんのかな?って思ったんだけど、退団セレモニーはなかったんですね…)

 

中詰めにいたっては、クラシック三昧。

月光の下での群舞、ライトは暗め、お衣装も黒、黒いベールまでかけられちゃあなにがなんやら、誰か誰やら⁇名札つけてぇ!

なんて言うのはヤボなのか?

(すみません無粋な人間で)

この場面だけはいつもの2階席で見たかった…

和物ショーの群舞といえば「和物でボレロ」。

向こうを張るのはなかなか難しいか。

和物ショーが減っている昨今、生徒のみなさんの日舞の技術レベルの維持も大変でしょうねえ。

退団が決まっている珠様の若衆姿が見られてよかったです。

 

ミュージカルの方は…

月組は好きなんだけど、トップ娘役・美園さくらのお芝居のセリフのクセが実は苦手…

でも首席入団なんだからすごいんだ!こんなすごい人はトップにならなきゃおかしいんだ!と、自分に言い聞かせながらみました。

(思い込み大事!)

月城かなとと風間柚乃と鳳月杏のコメディ担当に笑い、珠城りょうの二役にドキドキ…

(何故か女性に見えない…)

ドキドキしつつも、珠城りょう退団後の月組って番手が先細りしてないか?などと感じてしまい…

風間柚乃より下の下級生が地味におとなしく感じられ、この先、月組大丈夫?星組みたいになったりしない⁇

心配になっちゃった。

組み替えで戦力補強した方が(意外に水美舞斗とか…都合のいいこと言うな!って言われそう…)いいかもしれないなどと思いました。

 

基本的に月組も和物ショーも好きなので、見ておいてよかったです。