記憶の彼方になる前に

観ては忘れる観劇記録…

「エリザベート」で好きな役

大劇場で月組公演が始まりましたね。

観劇予定は全くありませんが…

 

こんなこと言い出したらキリがなさそうですけど、おそれを知らずに言うならば「エリザベート」で私の好きな役はズバリ

「スターレイ夫人」です。

 

残念ながら一幕は出てこない…

一幕は一幕で、まーそれはそれは色んなエピソード&名曲&お衣装が出てくるから飽きない。

スターレイ夫人まだかな〜?ワクワクする私(多分そんなワクワクはわたしだけだよね…)

2幕になるとエリザベートは大体黒いドレスだし、姑も弱ってるし、トート閣下もフラフラしてるし、フランツとは口もきかないし浮気されるし、なんかお気の毒〜っていう頃に登場なんですよ。スターレイ夫人が。私的真打ち登場!

眉間にシワ寄せて(いるように見える)登場!心は高鳴ります。

物語の中でいつでもエリザベートの心配をしているのは登場人物でこのお方くらいでは?(登場は遅めだけど)

トート閣下は「愛してる」とか言ってるけど、心配する立場じゃないし。大体黄泉の帝王がそんな下世話な感情あるのかな?

スターレイ夫人の「殿下!」「無礼者!」このセリフですよ!エリザベートを外敵?からお守りしようとする健気さ、病院訪問ではエリザベートの哀しみを知って一緒に涙する…いい女官じゃありませんか!

比較的関係のない場面でも舞台の隅でエリザベート皇后を見守っている姿を見つけ、皇后への忠誠が見てとれます。

レマン湖畔でルキーニに刺されちゃった時の必死で助けを呼ぶ姿にまた泣けちゃうんだなぁ…

それにスターレイ夫人がいつもエリザベートについて行くことで皇后のありように重みがでて、物語をより重厚にしてくれている。そんな大切なファクターじゃないかと思うのです。

やっぱりいい女官だ。

そんなわけで歴代のスターレイ夫人のスチールはあまり笑わないでいて欲しい…出来るだけ心配顔で根暗っぽく…というのが私の願い…なんだけどたまにニッコリしてるスターレイ夫人いるよね。ま、あくまで私個人の願いなので演者の方と劇団スタッフのやりたい通りでいいんですけどね。

スターレイ夫人について熱く語ってしまいました。