記憶の彼方になる前に

観ては忘れる観劇記録…

赤と黒の…

宝塚歌劇団 宙組

「群盗-Die Räuber-」(日本青年館)

 

なんだかとっても難しい話らしい…

個人的にめちゃ忙しい時期だったんだけどがんばって観劇してきた!

 

赤と黒の舞台セットがとてもお素敵で、まぁ明るい楽しい話ではないなーの予感…

 

すごーく簡単に言うと、貴族の坊ちゃんが盗賊に身をやつし破滅していく話…

 

今や宝塚の御曹司(と言っては言い過ぎか?)芹香斗亜座長公演。

新公主演経験者はいるものの、とにかく下級生ばかり。中には「入団して初めてセリフ言いました‼︎」って言う生徒もいたのでは?

そんなわけで、フレッシュさがあり、勢いもあるけどなにせ暗めなストーリー…なんだけど手に汗握るという、なーんでか謎に引き込まれる公演でした。小柳マジック…

 

多分、キキちゃんて普段は大人しい子だと思う。多分妹気質(よく知らないけどそんな感じしません?)

そんなキキちゃんが、かわいい下級生のために、公演成功のために色々がんばったんだろうな〜と勝手に想像してしまった。

まさに座長奮闘公演。

 

最後、なーんでヒロイン・アマーリアを刺し殺したのか?(頼まれたからなんだけど…)

色々納得いかないところがあるけど、原作がそうなんだから仕方ない。

時折「第九」が流れてくるのも謎だった…(クリスマスに台本仕上げたわけではあるまいな?)

小柳マジックってことで…

 

決してトンデモ作品ではないです。

若手多数出演だったけど、重厚で深ーいお話になっていました。最下級生は研1、東京公演がある公演に出演できてとっても勉強になったのではないでしょうか?

これからの宙組を背負って行けますように…