記憶の彼方になる前に

観ては忘れる観劇記録…

真夏の雪

宝塚歌劇団 雪組  

壬生義士伝  / Music Revolution!

(東京 宝塚劇場)

 

お誘いいただき観劇。

今回覚えた岩手弁は「おもさげながんす」

学生時代岩手の子が何人かいたけどこんなこと言ってたっけ?

「和物の雪組」なのでトップ在任中に一作はマストな和物、今回は新撰組もの。

水色の羽織がお素敵でした。みんな好きだよね~?

 

雪組選抜メンバーがテレビに出たそうで…(あまりテレビ見ないので知らなかった…)

そのせいかなんなのか?

朝美絢が出てくると拍手が大きかったような?

SNSでも話題になってたそうで…(同行の友人情報)

以前「声が甲高くてビックリ」って書いたけど、かなりお稽古したのか声変わりしたのか男っぽい斎藤一でした。きっとスター街道を行くんだろうなぁ。

新選組なので男話!娘役は気の毒…その分ショーで発散してたけど。

原作のあるお芝居なので、破綻がなく見やすい。

新選組が「正義の味方!」風ではなく、人の心のいやらしさが出ていて私は面白かったけど、宝塚歌劇としてはどうなんですかね?

いつも思うんだけど、だいもんは死ぬ芝居が上手いよ。切腹のシーンなんかアタシまでお腹痛くなったもん。

ショーはキラキラお衣装だし、トップコンビの歌うま持ち味出てるし、よかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

カリソメノカタビラ

カリソメノカタビラ

〜奇説 デオン・ド・ボーモン〜

(東京 浅草 浅草九劇)

 

ボチボチ観劇してるけどなかなか記録に残せない…考えがまとまらないアタマワルイコです…

 

 

浅草…

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オギー信者は追いかけてどこへでも行く。

(ウソです)

 

浅草、「STAS」の浅草公会堂公演以来かな?(いつだよ?レベル…)とにかく久しぶり。

浅草九劇…?見つけるのに一苦労…

神戸シアターエートー以来の苦労…

方向音痴ではないつもりなんだけど…

あった〜!

 

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劇場の中はとにかく狭い!

入り口入ってすぐにカーテンに覆われたゾーンがあり、人の気配がするのでカーテン内が楽屋と思われた。かなり小劇場。

背もたれのない椅子(小学校の図工室の椅子みたいなやつ)の観劇は生まれて初めて。

四角い劇場の中にファッションショーのランウェイみたいな舞台があり、カーテンレールに青白いカーテンがかかっていた。これが幕の代わり?

舞台は10畳くらい?いや12畳か?(なんで畳換算?)の広さ?

あの病院のカーテンみたいな幕の中にはどんな物語が待っているのだろう…期待がふわふわとふくらむ。

「不徳の伴侶」に続くヨーロッパが舞台のお芝居シリーズ?

(来春は「チェーザレ」やるよね。脚本だけど…) 

劇場は小さいが技量のある出演者5人(元劇団四季とか花組芝居とか宝塚とか…)、音楽(斎藤恒芳)と衣装が凝っていればここが浅草という事を忘れるほど、それでいてちょっと猥雑ななんとも贅沢なお芝居になる…

お芝居というかミュージカル、それでいてちょっとショーっぽい舞台でした。

 

フランス革命時代の女装の男なのか ?本物の女なのか?(実際は男性) 実在の人物デオン・ド・ボーモン を水夏希。水さまが男装とデコルテ出しのドレス!足も出してた!

ちょいちょい出てくる水様の「オレは男だ!」ってセリフに何故か萌えてしまった。ちょいとドスの効いたお声も艶っぽい声も聞けて、こんな嬉しいことがあるでしょうか⁈しかも至近距離…そんな感じなので水ファンと思しき女性客が大半だった気がする…

水ボーモンが舞台袖(袖っていうか舞台の出入り口?)暗がりから登場した時なんか「トート閣下⁇」と見間違えた。いや、水トート見たことないけど…

同じ時代に生きた登場人物を笠松はる(2役)歌が上手い!ナニコレ?と思ったら元々声楽の方なんですね。いやビックリした。

それと植本純米。男も女も4役!ロシアの女帝役がリアルでホントは女なのかと思って検索しちゃった。男性でした。

ボーマルシェ坂本健児は言わずもがな。ボーモンを「作った」男として、時に怪しく黒幕的に、でもコメディ要素のあるストーリーテラーとしてこのお芝居で唯一女装も男装もしない(笑)登場人物。

ジュゼッペ溝口琢也はボーモンの手下?この人もずっと同じ役だけど女装はしてた(笑)

4人の手練れた役者を前にしっかりとお芝居に絡んでいました。これは勉強になるよね。

 

先述の通りランウェイみたいな舞台(3方に観客がいる)で角度によって見え方が違うし、どの角度から見たのが正解なんだろう?いや正解あんの?などとぼんやり考えていたのでついDVD予約してしまった… 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お盆にエリザ

 

エリザベート

(東京  帝国劇場)

 

お盆に「エリザベート」…シシィの供養というか法要な気分で出かけたのでした。

(そもそも自分と文化宗教が違うんだけれども)

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組み合わせは

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2回

愛希れいか×剣幸  

の組み合わせ一択でチケット購入。

他のキャストは運を天に任せました。

皆さん素晴らしい方ばかりなのでどなたでも見応えあるのでオールオッケー私は受け止めるよ!ってことで。

 

愛希れいかは宝塚バージョンで観劇できずリベンジ、剣幸は今までのゾフィの中で2番目に好きだから(ちなみに1番は寿ひづる様…松竹座でお見かけした時は思わず遠くから拝んでしまった…ありがたいありがたい)

ゾフィーハプスブルク家を守るという大命題に取り組みつつ危機感を持ちながら、愛に溢れた温かい心を感じています。

劇中はシシィとはケンカばっかしてるけどね〜

このお2人だと月組トップ先輩後輩コラボということになりますね。息が合うのかな?

 

結果的にトート閣下、ルキーニが2バージョン見られてよかったのかも?

運を天に任せた甲斐がありました。

(毎度テキトー人間)

 

愛希シシィは宝塚と歌唱法が変わった?

一般ミュージカル歌唱を手に入れた感じがしました。晩年の演技は宝塚時代よりも一層落ち着いた女性に。

比較しちゃいかんのかもしれないけど比べずにはいられないよなぁ。

 

夏のレジャーは「エリザベート」で終わり。

(夫も一緒に見たから)

シシィの供養観劇の後は実家に行ってご先祖様にお線香あげてきました。

ナンマイダー  チーン!!

 

 

 

 

笑って泣いてサヨウナラ

宝塚歌劇団  星組

 ミュージカル・フルコース

『GOD OF STARS-食聖-』

作・演出/小柳 奈穂子

スペース・レビュー・ファンタジア

Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』
作・演出/酒井 澄夫

(東京 日比谷 東京宝塚劇場)

 

ひっさしぶりに宝塚歌劇見て泣いちゃった。

星組トップスター 紅ゆずる退団公演である。

以前ここで書いたけど、宝塚を見るようになって初めていいな!と思ったのが紅ゆずるであった。

メイちゃんの執事」通ったなぁ…千秋楽はもらい泣きしちゃった。紅5、紅子で人気爆発?ちょっと面白い出世の仕方をしたジェンヌさんでした。

 

お芝居のストーリーはマンガ(それも少年マンガ「ジャンプ」とか「マガジン」)のよう。「ミスター味っ子」とかそんな感じ。くっだらない(失礼!)けど筋は通ってて面白い。で、最後はホロリとさせて…そして何よりも良かったのはそれぞれが儲け役で誰もソンしていないこと!

組子の持ち味を生かした配役(若手をまとめてアイドル役にしたのは絶妙!)それぞれ見せ場があり、それぞれの場面で各自がはじけてーの総合的に盛り上げてーの、トップスター送別という着地点にストンと着地した。お見事!

退団公演ていうと、「1人で旅立っていった」(モクモクスモーク付き)的なのがあったりするけどそれはなく、劇中にトップによるラップまで飛び出し、紅さんらしい賑やかな最後、組子全員登場でニッコリ(^^)あったかい最後でした。

みられてよかった〜

 

ショーは酒井先生らしい優雅な作風で(スペースなんちゃらなタイトルは⁇)トップスターを送るにはピッタリ。

(ダンスの得意ではない)トップに合わせた酒井先生の優雅なレビュー、

出世作「スカーレット・ピンパーネル」新人公演でお世話になった指揮者佐々田先生、そして小技の色々効いた小柳先生のお芝居。

全ての符号が一致していて劇団からの愛を感じる…

 

紅ゆずる・綺咲愛里トップコンビに笑って泣いてサヨウナラができました。

いつまでも夢見ていよう …

OSK SAKURA  NIGHT

 OSK日本歌劇団×サクラ大戦コラボレビュー

夢見ていよう  

(京都  四条南座)

 

見ようかなどうしようかなやめよかな…

ゲームもアニメも興味ない、大体私に理解できるのかしら?でもOSKだしな〜…

やっぱりみるか〜、、、当日券で観劇。

やっぱりね、こういういい加減な心構えでみるからこんなことになるんですよ…

一応、OSKだから…S席にしたんです。1回しかみないし。

そこはやっぱりファンとしてはね…ここでしかみられない劇団員さんもいるしね(由芽ななほさんとか、朔矢しゅうくんとか…)

長々書いてきたからカンのいい方はわかると思うんですが…

 

前の席の方の頭が大きくて真ん中はなーんにも見えなかったのでした…

この悲劇は以前東京フォーラムCの宝塚歌劇団花組公演「アーネストインラブ」以来

(前の席の人の頭でトップコンビ全く見えず)

 

ゴミは指定された通りに捨て、それなりにボランティア活動もし、電車で席を譲る善行に生きる私でもこんなことがある…私が小柄だから悪いのか?でもな〜こればっかりはどうもならん。お母ちゃんを今更責めても…

 

長々書いてしまいましたが前の席の兄ちゃん(若い男性でした)が楽しんでくれればまあいいや。よく見えなくても出演者の皆さんの素晴らしい力量で楽しみました。(出演者の皆さん声優さんだし…)

前説?で登場した広井王子氏のトークの巧さにビックリ。元々なんのお仕事の方なんでしょうか?この方は?

アニメ・ゲーム界のみなさんも歌劇好きの方々にもわかりやすく面白くこの幕の先にある世界に誘ってくれました(見えなかったけど)

 

声優さんて滑舌が断然いいのでお芝居すれば(たとえ見えなくても)ストーリーはちゃんと頭に入ってくる。

アニメ・ゲームという架空の世界にちゃんと生きてるOSKレビューは揃ったダンス、弾けるキラキラ…ピースがハマるとは正にこのこと、新たな発見でした。

私がみた回のゲストは日高のり子さん。

「タッチ」のみなみちゃん役ならおばちゃんでも知ってるぞ

(「タッチ」まともにみたことないけどな)

むかーしラジオ番組聴いてた思い出が…頭の中で色々思い出を引っ張り出してきたけれど、「エリカ・フォンティーヌ」の役で登場してるのであまり思い出は関係なかった…

花道でコケた時は真剣に心配したんだけど、こういうドジっ子キャラ設定なんですね。OK!わかったよ!役者は体張ってなんぼ!

あと、私が知ってる声優さんはマイケル・サニーサイド役の  内田直哉さん。

アメリカの医療ドラマ「ER」シリーズ見てた〜!

と、いう思い出も役に入っているのでまったく関係なかった。

 

声優さんて基本お顔をあまりみることがないので貴重な体験でした(よく見えなかったけど)。

お芝居の上手さに舞台やるなら見に行っちゃおうかな?とすら思った。

「ダンディ団」のお兄様方のお芝居の巧みさ、皆さん舞台がお好きなんだろうな〜
おじさまなのにキラキラして、かなりな発光力を発揮していました。

 

そしてOSKですよ。

サクラ大戦」の真宮寺サクラ・横山智佐さんを中心に華麗なるレビューを繰り広げていました。(横山さんほっそいの!)

 

劇中劇「新・愛あればこそ」

お笑いなのかと思っていたら、あちらとそちらを足して2で割ってちょい足しして…的な。大まじめなストーリー展開。

マリリンアントワネット(花房夢子)・舞美りらが女王様…なるほど松竹の衣装だとこうなるのか…(花房って…)

日立昇(エレベーターかと思った…)・楊琳オンドレの軍服姿、姿汐月ひかる・翼和希ラスカルとの熱い友情…そして 平民の娘・クレモンティーヌ真宮寺さくら)との許されぬ愛…  そして革命…短くともてんこ盛りなミュージカル。   

ラストシーンでのオンドレの「ラスカル〜!!」の絶叫にはすまない、ちょっと笑っちゃった(あらいぐま…?)

皆さん大真面目(あたりまえ)、そして熱演、このくらい熱い芝居の方が一周まわって面白い!

 

「紅蜥蜴」という作品もあるんだとか?

「海神別荘」みたいなミュージカルなのかな?見てみたくなりました。いつかやってください。どこでやろうと観に行きます!

 

今回唯一の救いは終演後、劇場出てすぐに前を歩いていたスレンダーで只者ではない感の女性が急に振り向いたら!!

朝香櫻子様でした
私がOSKを見続ける決心をしたのは朝香櫻子様のダンスだったのでもう鼻血出るかと思った〜!

(出なかったけど…更年期はもはや血も出ない…)
舞台から見てもお美しいのにすぐ目の前にいらしてなお美しかったです。ああ、もうね、それだけで救われ幸せになった日でした。