記憶の彼方になる前に

観ては忘れる観劇記録…

チャンバラとタイ旅行

宝塚歌劇団 月組 / 夢限無双 ・ クルンテープ

(東京  東京宝塚劇場 )

 

斎藤吉正 &  藤井大介  のカップリング?に惹かれて観劇。ショー作家としては好きなお二人。はてさてどうなるのか?

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芝居は昔の映画の切りばりって感じ?

小説が原作というより、映画が原作のよう。

登場人物が上手からと下手からの登場がほとんどで、もうひとひねり欲しかった。

武蔵がただのわがままボーイに見えちゃったのも残念。見た目は凛々しい武士でしたが…

みやちゃんは万年青年の美しい佐々木小次郎でした。

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ショーは「藤井先生と行くタイ旅行記」という印象。藤井先生がタイ旅行に行って印象に残ったものがショーになってるような気がしました。

宝塚の衣装ってリメイクするんだー(°_°)

と、いうことをこのショーで知りました。

タイがテーマだけあって、キラキラというよりギラギラでした。

最後の「コップンカー!」でプラマイゼロの気分で楽しく帰途に着きました。

 

今年は観たものは記録に残す…の一念でやっとこれだけ記録。

大したこと書いてないなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミスチル!

Mr.Childrenドームツアー

"against  A ll GRAVITY"(東京ドーム)

 

普段は歌劇ばかり観ている私ですが…

ミスチルのファンクラブに入ってる娘が頼んでもいないのにチケットとってくれたのでヨロヨロ出掛けて行きました。

何年振りだろ?東京ドーム。

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野球観戦では何回か行ったことあるんだけど、音楽ライブは初めて。観客5万人ですと。すごい〜

 

新譜をひっさげての全国ドームツアーだそうで…

デビュー当時は新譜が出る度CD買ってたけど、最近はご無沙汰…こんな調子でしたが楽しめました。やっぱミスチルはいいわ。

 

ミスチルメンバーの皆さん私と同世代なんだよねぇ。体力を勝手に心配してたんだ、実は。

ライブ開始から3曲くらい飛ばして行くのかな〜?さぞかしハイテンションで…と、思ってたんだけど、3曲やったけどそんなにスピード感ある感じではなくわりとのんびりめ。

暗転が意外と多く、ちょっとピヨ?っとしたのは娘には内緒だ。ロックバンドのライブ構成はなかなか難しいものなのか?

ドームツアーやれる売れっ子バンドなので舞台装置(光る舞台が電動で上がったり下がったり、ちょっとした生き物のよう…)、ライティング(もうギラギラっすよ。それでいてスッキリ)、流れる映像(巨大スクリーン8枚から16K?くらいのキレイな映像を映し出す。こんなすごいの初めて見た)全て一流どころのスタッフが使えるようで、やたらとハイセンス。

DVD販売があるからこのくらいないと映像として良いものにならないんだろうな〜。

ナマで見るのとDVDで見るのと迫力という点で印象変わるかも(きっとDVDの方がいいと思う)。

ストリングスもダンサーもなし、バンドサウンドで勝負!してるようです。小林武史と別れてからこんな感じなんでしょうか?

キーボードのおふたりが出過ぎず、それでいてサウンド構成にきちんとからんでいて、きっとこのふたりチョー上手い人たちなんだろうなぁ…(鍵盤楽器は出過ぎないのが本当に上手い人)

今回のアルバム「重力と呼吸」からと、往年のヒット曲を絡めた構成で最近の曲知らん私でもちゃんと聴ける、ヒット曲が沢山あるのっていいよね〜。「innocent  World 」やってくれた時は娘が何歳でどこで暮らしてたっけ?なーんて思い出にちょい浸りました。

 

何万部以上売れたヒット曲しかやらないライブとかやったら面白いだろうね。やらないだろうけど。

 

ミスチルを聴きに来るオーディエンスの皆さんは皆さん真面目そうな方ばかりで(意外と家族連れ多し)こんな人ばかりなら今後の日本は安心だわと思いました。

 

また話が戻るけど、ミスチルの皆さんは私と同世代、皆さんライブに向けて体力づくりして、練習して…しないとこんな大きな山は登れませんよね…

暗転がちょい多めなのは本人達の体力関係と、労災防止のためかと推測しました。

 

広ーいところでライブするのはミュージシャンを志す人なら誰でも持ってる夢。

その夢を体現したら、クォリティをキープせねばならず、養うスタッフが増え色々大変なんだろうなぁ〜なんて、娘には言わなかったけど考えながら帰ってきました。

ライブの感想に全くなってないよね…

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最近新譜を買わないのでセットリストも書けません…元々曲のタイトルを覚えないし…

 

 

 

 

 

 

 

 

カサノバ〜

宝塚歌劇団 花組 / 祝祭喜歌劇『CASANOVA』
(東京 東京宝塚劇場)

 

稀代の色男を描いた「カサノバ」であります。

カサノバの仕事って要するに詐欺師なの⁇色男を武器に世を軽やかに渡る姿はフェアリー系ジェンヌ明日海りお真骨頂か?

一本物の意味がよくわからなかったんだけど、主演娘役・仙名彩世退団公演だからいいのか。

ゆきちゃんのお衣装がストーリーと合ってない気がしたけど…特に最期の真っ赤なお衣装とってもステキだけど意味がわからない…結婚式のお色直しに良さげだけど(だけど娘役の夢はいっぱい詰まってる)退団公演だからお衣装さんからの餞なのか。

芝居半分ショーシーン半分だから一本物と言ってもヘンな消化不良はなく、充分幸せになれる作品でした。

猫ちゃんズが可愛くも妖しくてよかった。

鳳月杏の女装の妖しい美しさを堪能し(衣装もベネチアの人とは思えない妖しさ)柚香光と夫婦設定に驚いたけど美しい主演、美しい助演があっての宝塚歌劇だからまあいいか〜と、思ったカサノバ話でした。

仙名彩世さん、ダルマ衣装に半纏着てたのがキョーレツな印象です。東北系娘役ゆきちゃん、お疲れ様でした。今後のご活躍をお祈りしています。

サクラチルチル…

「レビュー春のおどり」
ー春爛漫桐生祝祭/STORM of  APPLAUSEー

 OSK日本歌劇団(大阪 松竹座)

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もう5月だけど、とにかく今年の観劇記録は残したい…

(でもホントはあと3本観てる。これはいつになるのやら…)

 

サクラの咲く季節の「春のおどり」が終わりました。平成が終了、悠浦あやと退団、色々終わって2019サクラチル…

 

新橋演舞場で散々観たから松竹座は行かなくてもいいか〜?と思ったけど、やっぱり行ってよかった。

行ける元気がある時に、見られるチャンスがあるなら見ておかないと、きっと後悔する。

OSKに関しては後悔はなるべく減らしたいとしみじみ思うこの頃…

(あー「Dracula」見ておけばよかった…DVDで我慢するしかない…)

 

松竹座では「しらみ茶屋」は新橋よりわかりやすくテンポよくなり(愛瀬の踊りが減った?)でもこれ伝わってんのかな?ちょっと謎でした。

「道真」、楊さんの歌が追加され、宮廷の華やかさ増加。道真桐生対時平 楊の対決の場面は錦絵のよう…型がキマッテる。

(知り合いの迷言に「宝塚は絵巻物、OSKは錦絵」って言われたことがあって。この場面は確かにそうだなーと思った)

桐生麻耶ってカミナリが似合う…カミナリが似合う歌劇の人って他にいるんだろうか…栃木出身だからだろうか…(栃木県はカミナリが多い)

「 夏祭り」白い布がついた団扇?を持って、布がフワフワしてしなやかな生き物のようで楽しかった。

ああいうのはOSKお得意の群舞が生きるなぁ(特に変わりはないけど書いてみた)

「まさか”ねぷた”登場⁇」と心の中でひとり色めきたったがそれはありませんでした…

東北でも沖縄でもやっぱり民謡メドレーは景気良くっていいな!

「風の盆」は相変わらず切ない…踊り手の、客席から音もなくの登場に、ひとりでしびれておりました。なんてカッコいい。逆舞台降り…

すあたま、着流し、新入団員を迎えてのお祭りメドレーの賑やかなフィナーレは桐生さんの軽妙でふわっとした明日への希望、今のOSKを楽しんで!っていう心意気を感じていました。八木節、栃木の民謡じゃないけど景気いいよね!

(栃木は「日光和楽踊り」っていうのがあるけどねぇ…ちょっとした花笠音頭みたいなやつ…あれだとちょい地味か…)

さすがに大阪にぐんまちゃんは来なかったけど、新橋で誰かがOSKを応援しに来てくれるの、珍しかったから嬉しかったな〜。来年はとちまるくんとかさのまるくんとかこっとベリーとかもおかぴょんとかに期待。また誰か来てくれますように(歌劇団だから品良く…というのもあるけど、お祭りっぽいのが楽しいのだ)

2部の平澤智先生の初・演出作品は、正直あまり期待していなかったんだけど(先生の振り付け作品をあまり知らないので作風がわからなかった)

奇をてらうことなく、甘ったるくならずシンプルかつ緻密な構成がよかった。

序列は置いといて適材適所を考えてる公演だなと思いました。

トップスターの桐生さんが座長として真ん中に自然に立っている…そのフィット感?に毎回新鮮な驚きがありました。ある意味フレッシュ。

何回も書くけど、フィナーレの持ち物なし、大羽根無しが好きなので今回は好みでした。(スターの自己発光力で泣けるほど感動したいのだ)

 

しかし、レビューというのは「この世の別世界のゴージャスさ」を求める観客が多くいるはずなので、今後予算があれば羽とかフリルとか総スパンコールとかゴージャスお衣装が追加できますように!

 

いつも観劇した公演で「ワタクシテキベストパフォーマンス」の劇団員スチールを買うのですが、今回は壱矢ゆうにしました。

よく、椿りょうと対で踊っていて、いつかこの2人中心の場面が見てみたいなぁなんて思ったりして。(朔矢しゅうもプラスして3人口でもいいなぁ。妄想膨らむ)

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柚咲、凛華、琴海の娘役の華やかさ装備に目を見張りました。

上級生娘役は言わずもがな…桐生さんと誰が踊ってもトップ娘役に見えた〜

(すいません、大げさに言ってる…)

 

「春のおどり」私は特に劇団員全員出演にこだわりは無く、40名出演くらいがちょうどいいなぁと思ってます。

(近鉄の頃から全員は出演されていない感じですが?こういうものなのでしょうか?春のおどりは?)

40人くらいならなんとか出演者一人ひとりの判別がつくし、別公演とのバランスもあるけど、「今年は「春のおどり」出演だよ!」的なくらいの方が出演劇団員にストーリーを感じて見る方も気合が入る気がします。

 

新橋の初回は舞台の広さに「スキマ」を感じてしまったけれど(最終日までにはスキマはなくなった模様)、松竹座では舞台からエネルギーがはみださんばかりで、やっぱり広いところで公演するって大事だよなぁと思いました。

この少子化時代、若い子に見てもらって選んでもらわないと歌劇は続かない。東京で研修所の試験やるみたいだし、東京は大事だわ。

 

私の勝手な夢は〜

OSKの少人数公演と大劇場公演が交代で東京→大阪←東京→大阪ですよ。

名古屋、九州が入ったらなんにも言うことない。(好き勝手な事言ってますがあくまでも更年期おばさんの妄想だからお許しを…)

 

悠浦あやと退団は本当に残念…私も復帰の期待をしていた1人なんですが…

2017年「春のおどり2部 Stormy Weather」で歌っていた「Days of Wine and Roses」の歌の場面が一番好きでした。

完走するばかりがマラソンじゃない。途中で歩いたっていいわけなんで、OSKでみんなが惜しんでくれた愛を胸にしまって何かに向けて少しずつ進んでくれたらいいなぁと思っています。

(完全親目線)

 

フィナーレの娘役3人がスタンドマイクで歌う「goody goody」のリズムにノッて男役娘役がペアで踊るところみていたら「男役が増えからこれができるんだよな〜」などと感慨深くなっていた。ハリウッド映画のワンシーンのよう…

 

今年の「春のおどり」真麻も悠浦もいなかったけど、OSKはちゃんと公演でできた。

それを観て私は楽しかった。新しい発見もした。希望も見出した。

今年は京都四條南座もあるけど、また来年も「春のおどり」を観られることが決まり、劇団員の皆さんは次に向けて走り出しているわけで、今年の桜は散ったけど来年の桜を楽しみに生きて行こうっと(大げさ)

ワタクシ的春本番

    「春のおどり」OSK日本歌劇団

    (大阪  松竹座)  2019.4.13〜4.21

 

いつだったか、子どもの小学校の参観で、国語の授業で作文の発表があった。

その中で強く印象に残ってる一文

 

「ドキドキがムネムネしました」

 

まさに今はそんな心境ですこんばんは。

(多分「胸がドキドキしました」って言いたかったんだろうな…)

 

桜の季節の「春のおどり」ですよ。

以前、家族に「夏なのに春のおどり⁇」

なーんて突っ込まれた遠い日もあったが…

苦節数年、サクラの季節に「春のおどり」が観られる喜びを噛み締めてドキドキがムネムネしています。

 

「海神別荘」の配役も発表となり、

まさか美女は悠浦さん?なーんてことはなく、城月さんですよねぇ。

(千咲さんや実花さんがやったら幼女誘拐事件…)

登場人物のあまり多くない作品なので(松竹の歌舞伎シネマを観て勉強しました)、舞美さんはショーに専念でバランスを取るわけですね。

(舞美さんが女房というわけにもいかないよね…)

OSKにはOSKの「姫役者」がいると証明された気がします。

(今後の姫役者育成に期待)

 

「春のおどり」

ドキドキがムネムネの新橋演舞場の初日からパワーアップしてるはず…楽しみです。

 

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