記憶の彼方になる前に

観ては忘れる観劇記録…

「ダル・レークの恋」の記憶

「ダル・レークの恋」

宝塚歌劇団月組

(東京 赤坂ACTシアター)

最近月組にご縁がある気がします…

原作が菊田一夫先生なので、星組の「霧深きエルベのほとり」に意外と感動しちゃった過去があるので観劇。

 

いやもうこれは月城かなとの男役の色気爆発作品。色気がすごいの〜

名セリフ「来るんですか、来ないんですかどっちなんですか」って言われたらアタシなら行っちゃいます。ホイホイ行っちゃう。

身分がどうあろうとイケメンなら!

 

そんな気持ちにさせる魅力的な男を演じていらっしゃいます。

例の「来るんですか…」のあと、例のベッド…タマラくらげちゃんを熱く見つめながら、ターバンをハラリ…すると長い黒髪が…ここに私はサイコーに萌えました。

黒ロン毛レイコサイコー!!

(地毛→ロン毛ウィッグ→ターバン、れいこさんの頭皮が心配です…)

その後のことはアタマがクラクラしてよく覚えていません…

(鼻血が出なくてよかった!)

黒髪ロン毛つながりでレイコ版「仮面のロマネスク」とか「大海賊」とかジェローデル様とかやってくれないかな〜などと思いました。

とにかく、れいこの黒髪ロングヘアー!!

 

「悪党」「浮き草暮らし」「無頼漢」etc…

とにかく古い人生観、現代日本で既に「?」となったワードが散りばめられたセリフを堂々と現代の月組メンバーが立派なお芝居にしてくれています。

かえってこのくらい清々しく古臭い方がレトロ宝塚、一周半回った感じで面白いのかもしれない。海外ミュージカルとはまた違った面白さがあります。

 

 フィナーレのインド映画風ダンスの群舞が出演者全員の勢いがあってスカッとした。

話の最後、タマラがパリの街をラッチマンを探して彷徨っていた場面、私の心のモヤモヤはフィナーレダンスでチャラになりましたとさ。