記憶の彼方になる前に

観ては忘れる観劇記録…

言っちゃうのか…

以前、宝塚好きの友人に誘われて

元宝塚スターさんのトークショーというのに行ったんです。

元宝塚のスターさんだった方なので、当然宝塚愛についてもお話してくださるんですが、宝塚にいた方が、かっならずと言ってもいいほど言う一言…

 

「✨世界で男役が存在するのは宝塚だけ✨」

 

この人も言うのか…

このお方が知らないはずはない。他にも男役がある歌劇団をご覧になったことがないとは言わせないぞ!

(OSKの公演で見かけたことあるもん)

同業他社・他劇団に対するリスペクトってないのかな…なんだかな〜

栄光の宝塚歌劇団出身というプライドが許さないのだろうか…

 

誘ってくれた友人の手前、「面白かった〜」ってニコニコしながら帰ってきたけど、心の中はどんより…😔

 

その元ジェンヌさん、ちょっと好きだったのに、その一言でしおしおとなったワタシのキモチでした〜

おしおしお〜(アタシの気持ちのしぼむ音)

 

さくらまつり「Valentine Special」をみた

zaikoで「さくらまつり」を見た。

配信観劇にも少し慣れてきたこの頃です。

(もう少し大きい画面で見たくてiPad導入。TVにはまだ映せません。とはほ)

オープニング、皆さんの一言ご挨拶に笑わせていただきました。

(娘役が「チョコレートは作りません!」て軽く言える環境。ヘンにブリっ子(死語)しない、観客と男役に媚びないところがおばちゃんは好きです)

ウチの娘がプロ野球ファンなので聞いたところによると、(高校の時はサッカー部だった…)サッカーにしろ野球にしろ、オフシーズンには「ファン感謝デー」ってイベントやってるそうな。

OSKの「さくらまつり」はそれを模したものなのかな〜とやっと理解してきたこの頃です。

舞台にオフシーズンはありませんが…

だからくっだらないことやってても画面見ながらケラケラ笑いに昇華すればいいのかなと、やっと理解してきたこの頃。

バレンタインにちなんで告白のお芝居、面白かった〜ひとりでかなり笑わせていただきました。城月れいのアンサンブル芝居、面白かったですねぇ。勝手に愛瀬光の妹設定で朝香櫻子の告白芝居がホームドラマになりましたからねぇ。歌劇の枠を越えていました。

楊琳のツッコミをしつつの受けのお芝居も面白かったです。テキトーなセリフを言う(ホントは練りになってたかもしれないけど)柚咲ふうに指導しつつのお芝居、これからOSKを背負って立つ気概を感じました。そしてからの白藤麗華センパイをたてつつ、最後は笑いに持っていく、関東出身なのに、すっかり大阪に染まっている模様。

虹架路万班は愛がいっぱい。退団を控えた由萌ななほとラブラブで、千咲えみは即興で話を上手くまとめた感じ。

桐生麻耶班は何故か不倫にしか見えない…

桐生さん、普段から自由自在なのでなんとでもなる。

桐生さん相手にキレた芝居が面白かったのは舞美りら!寸劇が結構なドラマに仕上がって、しかも桐生さんはほとんど喋らない!

宝塚だと「運動会」ですかね〜?

10年に1回だけど、ジェンヌさんの「本気!」なお顔が見たいのかな?と思いました。

舞台は狭いけど、私服でキレのあるダンスを見せてくれればもうちょっと納得がいくってもんか?そんな気がします。

ファッションのセンスが問われ、いつも「結婚式におよばれ?」みたいな人もいるし、そのまま心斎橋ブラブラ行けそうな人もいますねえ。

どちらかと言うとちょっと辛口ファッションの方が多いかもしれない…ブリっ子(死語)する必要のない大人の歌劇団だから。

 

 

みたかったな「チェーザレ」

 

未だにグズグズと観劇への想いが未練がましく残っている作品、それは

 

チェーザレ〜破壊の創造者〜」(明治座)

 

みたかったな〜

私のアタマの中のチェーザレ・ボルジアは桐生さん(「カンタレラ」見たから)なので、脳内変換しながら見ようかと思っていましたが、いやいやyoutubeで見たチェーザレ役の中川晃教くんすばらしいじゃないですか!彼の野心あふれる戦う男、チェーザレ見たかったな。

豪華出演陣、豪華お衣装、明治座初生オケ、、、そして脚本は荻田浩一

どれをとっても見てみたかった〜

無理を承知で言ってみるけど、

中止が決定する直前まで稽古したと思われるので、できることなら同じ座組みで明治座でいつか見られるといいな…

などとボンヤリ呟いてみました。

 

まだ公式HPあった〜✨!

可能性は0ではないということか…?

 

色々あって今がある

ここ数日、アクセス数が多く(当ブログ比)ビビっています…

ここは私が好き勝手なことを書き、間違えても訂正もしない、とんでもないブログだというのに!

 

あまりにもアクセス数が増えると、いつか天罰が下るんじゃないか(間違いと勘違いばかりだから)…そんな気がしています。(そこまで悪いことは書いていないと思いますが…)

書くの、やめてしまおうか…

 

ご覧の通り、ここは「OSK日本歌劇団」という女性のみで構成された劇団を偏愛気味に語るブログとなっています。

とはいえ、OSKの舞台をすべて観劇しているわけではなく、たまたま観劇できたOSKの舞台に関して語るという極めて自分勝手なブログです。

 

 

今日はOSKを見始めたきっかけなど長めに書いて嫌がられようかと思います。

とてもとてもつまらない話です。

以下は読まない方がいいと思います…

 

 

 

 

 

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OSK日本歌劇団の観劇を始めたのは2012年の東京再進出を始めた時でした。会場は三越劇場でした。

 

当時、私は3人の子どものワンオペ子育ての終わりを迎えつつありました。

2.3年ごとの転勤と引越し、夫の単身赴任、とても忙しかった…

おしゃれもしない、化粧もあまりしない、行動は学区内のみ、あまり器用ではないので仕事と家庭の両立なんてムリ、専業主婦を貫いていました。

その頃は介護こそしていませんでしたが寝たきりとなった、舅、姑、実父の見舞いを欠かせませんでした。

 

そんな「自由のなさそうなつまらないお母さん」を見て考えるものがあったのか、ある時、小6の末の子どもに「私たちだけを見ていないで。お母さんは自分の楽しみを見つけて」と言われてしまった。

どうしたらいいのか途方に暮れてしまった…

子育て以外、家事以外なにすりゃいいのかな?

その頃は実父、舅、姑が次々と鬼籍に入り、なんか頭がぼんやりしていました。

さて、これからどうしよう…

 

「何かハマるものがあればいいのかな?そうすれば出掛けるようになるかもしれない」と考え、クラシックからジャズからコンサートに行ってみたりしたけれどどうもしっくり来ない。

 

そんなモヤモヤした気持ちを抱えつつ生協で割引になっていたのもあって、ふらっと行ったのがOSKの舞台でした。

十数名でやっているとは思えない程の早変わりの連続、溌剌とした舞台にビックリ!やや!なんだこれは?

そして朝香櫻子様(あえての様付けです!)に心を射抜かれ、驚きと驚きで

「またこの劇団が東京に来たら観よう」心に誓ったのでした。

以来、OSKの東京公演を心待ちにするようになったのでした。

 

人間、段々欲がでるものです。

「一度でいい、大阪の松竹座というところでやっている「春のおどり」というのを見てみたい」と、思うようになり、そのためにはお金が必要…ということで、アルバイトを始めました。

チケットを買うにはクレジットカードがあると便利ということで、生まれて初めてクレジットカードを作ったりもしました。

出掛けるには多少おしゃれをしないと…お化粧をそこそこするようになり、お出かけ用の服も買うようになりました。

私の中の私が段々外向きになっていくのを感じました。

 

初めて松竹座に行った時は帝国劇場に行った時よりドキドキしましたね〜

当時はまだ劇団員がほぼ全員出演だった「春のおどり」

東京になかなか来ない劇団員を見た時の感動ったらなかった。

当時のトップスター 桜花昇ぼるさんの自己発光力スターっぷりにたまげました。

 

日生劇場の「春のおどり」の時は涙が出るほど感動しました。だって、当時の全員集合ですもん!(そこか?)

 

そんな感じで、OSKのことになるとひとり浮かれる私に家族は呆れているけれど「ハマるものができてよかったねぇ」って言ってくれます。

あれからどもたちはそれぞれ独立し、それぞれの人生を歩き始めた事を思うと

「あの時、ハマるものを作っておいてよかったな〜」って思います。

あの時の、末っ子の言葉を聞き逃さなくてよかった。あれは私の心の声だったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高田馬場に行きたい人!

 「疾走!高田馬場

おなじみ「忠臣蔵」のエピソードからであります。

亡き父が堀部安兵衛が大好きで、泉岳寺まで墓参り行ってたっけな〜

 

などと思い出したら涙が出て、舞台見てたら高田馬場へ疾走する中山安兵衛がおかしくて(この場面、笑っていいんだよね?)笑い泣きしながら見てました。

 

この世の中で女性で堀部安兵衛が出来る役者は、桐生麻耶しかいない!確信した!

 

なんだかんだ言いつつも、今、1番高田馬場に行きたいのは早稲田大学行ってる甥っ子だよな〜(リモート授業のため1年間ほとんど大学行けてない)